ベッドサイドから政治を変える!日本看護連盟

会長のマンスリーメッセージ

会長マンスリー
2019.12

さあ! Nursing now

 行く年を惜しみながらも活気あふれるこの季節、連盟に通うアクセスもやっと定まり、道すがらイルミネーションに目を奪われる日々です。皆さまは如何お過ごしでしょうか?

 このマンスリーを読んでいただいていることが、福岡県、熊本県、宮崎県、石川県、埼玉AMG、神奈川県、神奈川工科大、北里看護研究会、香川県に行き、参加の皆さんから直接感想をいただき驚くとともに喜んでいます。ありがとうございました。

 さらに、三重県看護連盟会長からは、大島が考える地域包括ケアシステムとはどんなことで看護の役割は?というご質問もいただきました。皆さん、読んでくださっているのですね! 嬉しいかぎりです。

 そのご質問の具体的回答を簡単に書かせていただけば、看護の役割はさまざまありますが、“在宅看取りを広げていくこと”だと考えます。そのうえで、地域の必要なベッド数や施設の存在意義が決まるのだと思います。

 地域の「共助」を創る役割を果たす前提は、自らの最期をどのように過ごしたいか?という「自助」の考えを、事前に整えるサポートが必要なのだと思います。特に急性期医療の看護職の役割は「命を助けること」プラス「人生をどう生きる」をともに考える場にすることだと考えます。

 しかし、急性期医療の場では、忙しくてそんな話していられないとおっしゃる。確かにそうでしょうが、それが看護職の仕事となったら如何でしょうか? 保助看法第5条では「傷病者若しくはじょく婦に対する療養上の世話」を看護師の役割として明記しています。それから考えれば、日常生活の中で、健康回復に必要な知識や情報、悪化をきたす生活スタイルについて、看護職が患者さんや利用者さんに寄り添い、語りあうのが仕事だと私は思います。

それにより、生活が改善され、健康な人が増えてゆくことも、直接的な“Nursing now”でしょう。これが、地域包括ケアシステムの根幹を成すと思うのです。

 もっとあるのですが、それはまたいずれの機会として、患者さんの大切にしていることは何か? その背景、価値観、人生観、地域性、生きてきたプロセスなど、本当に人間の生き方は多様です。こういう話し合いのなかで、私は、さまざまな価値観に触れ、人間性が鍛えられました。看護職でよかったと今でも大声で語れるのは、こういう患者さんに育てられてきたからです。

 そして、連盟活動によっても、看護政策を考え、臨床の忙しさをおもんぱかりながらも患者さんや利用者さんとの触れ合いを楽しみ“看護って素晴らしい!”を実感してほしいと願っています。皆様、よいお年を!

会長のマンスリー
メッセージ

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