会長のマンスリーメッセージ

会長マンスリー
2025.01

2025年は看護職の未来にとって重要な年

 新しい年が始まりました。
 皆様はどのような思いを持ち、新年を迎えられたのでしょうか。

 昨年来、国内外では、不安を掻き立てるさまざまなことが起こっています。2024年は年明け早々の能登地震、7月から8月にかけて全国を襲った豪雨災害、日向灘地震など、自然災害の多い年でした。いまだ復興の途上にある各地の皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。

 そして、人々のいのちと暮らしを守るために活動する看護職、多くの制約のある中、地域社会で医療チームの一員として力を尽くしておられる看護職の皆さまに深く敬意を表します。

 2025年は、看護職の未来にとって重要な年となることが予想されます。高齢化が進展する中で、看護職に求められる役割はますます多様化し、医療機関だけでなく地域社会でも重要な役割を担うことが期待されています。これに伴い、看護職としての専門性の向上や、職場環境の改善がますます必要となってきます。

 また、看護職の待遇や労働環境の整備・改善は依然として喫緊の課題です。看護職の働きやすさを確保するために、日本看護連盟としても積極的に取り組んでいく所存です。昨年末には、党の役職者、看護と関係の深い大臣や各種委員会委員長と面談し、看護職の現状と課題をしっかりと伝えることができました。今年も看護職の声を届けるために、3人の看護職国会議員、そして日本看護協会とともに政策提言を強化していきます。

 看護の未来をより良いものにするためには、全ての看護職が一丸となり、支え合い、協力し合うことが不可欠です。看護職の力を最大限に引き出すために、私たちが持つ専門性と誇りを持ち続けながら、今後も患者さんとそのご家族、そして地域社会のために尽力していきましょう。

 本年が皆さまにとって、健康で実りの多い年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
 今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2025年1月22日、石田まさひろ参議院議員と事務所スタッフ、
日本看護協会・日本助産師会・日本訪問看護財団・日本精神科看護協会ら看護関係職能団体、
そして日本看護連盟役員とともに、明治神宮に必勝祈願の参拝をしました。

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