会長のマンスリーメッセージ

会長マンスリー
2024.11

自民党の「政調全体会議」「予算・税制等に関する政策懇談会」が開催されました

 会員の皆様には日頃より日本看護連盟の事業にご理解をいただき、ご協力いただいていることに心より感謝申し上げます。

 2024年9月から11月にかけてのブロック別政策セミナー、10月の看護協会・看護連盟の地区別合同会議、そして第50回衆議院議員選挙等、お忙しい日々を過ごされたことと思います。ご協力ありがとうございました。

 11月に入り、第二次石破内閣が本格的に動き出し、あべ俊子衆議院議員は文部科学大臣に再任され、友納りお参議院議員は内閣府大臣政務官に任命されました。

〈自民党政調全体会議の開催と自民党執行部へのご挨拶〉

 11月14日に「自民党政調全体会議」が開催されました。「自民政調全体会議」では、訪問看護ステーションの薬剤配置拡充の記載について、薬剤師の議員から削除を求める発言があり、それに対し、石田まさひろ参議院議員から原案維持を求める発言が出されたことを、自民党政調会長からお聞きしました。結果、経済対策案全体として一任されることになったそうです。

 そのような中、日本看護連盟は11月18日に石破内閣新役員の幹事長・政調会長・総務会長・組織運動本部長・選挙対策委員長にご挨拶に伺いました。政調会長には「自民党政調全体会議」で取り上げられた訪問看護ステーションの薬剤配置拡充について、あらためて要望いたしました。

 その結果かどうかはわかりませんが、11月20日には「24時間対応が可能な薬局が存在しない地域において、地域の実情に応じて薬剤提供体制を構築することが原則であるとの認識の下、その実現を図るための対応に加え、特例的な対応として、例えば、当該地域の訪問看護ステーションに配置可能な薬剤を拡充することを含め、医師等との連携の下で在宅患者に円滑に薬剤を提供する体制の整備に向けて必要な対応を検討し、遅くとも2024年度内に結論を得る」ことになりました。

〈予算・税制等に関する政策懇談会で日本看護協会とともに要望〉

 11月21日には自民党で厚生関係団体委員会・厚生労働部会「予算・税制等に関する政策懇談会」(医療①)が開催されました。

 日本看護連盟・日本看護協会は、「制度・予算」に関しては、「物価高騰や人手不足の中でも、医療機関や訪問看護ステーション等は経営を維持し、質の高いサービス提供体制の確保に取り組んでいる」と主張しました。さらに、「医療機関や訪問看護ステーションへの緊急財政支援」「看護現場の長時間労働の是正」「労働者の健康確保」「外来医療・看護の機能強化」「看護DXの推進」などを要望しました。

 また、「税制改正」として特定行為研修及び認定看護師教育課程の受講にかかる税制上の措置や訪問看護・看護小規模多機能型居宅介護(看多機)の運営上にかかる税制上の措置を要望しました。

 何かと落ち着かない師走ももうすぐですが、今後ともご協力よろしくお願いいたします。

 

 

 

「予算・税制等に関する政策懇談会」で発言する

日本看護連盟・近藤美知子幹事長

 

 

 

 

「予算・税制等に関する政策懇談会」で意見を述べる

石田まさひろ参議院議員

 

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