会長のマンスリーメッセージ

会長マンスリー
2025.09

「看護問題小委員会」の開催と「カトレア会」への要望提出

 去る8月29日に「厚生労働部会 看護問題小委員会」が開催された。今回は、4月16日に開催された「自由民主党看護問題対策議員連盟」に提出された日本看護協会の要望書への回答ということで、参加は日本看護連盟・日本看護協会・国会議員・厚生労働省・文部科学省・子ども家庭庁担当者であった。

 看護問題小委員会の副委員長(兼)事務局長である石田昌宏参議院議員の進行で、まず田村憲久委員長の挨拶があり、次に議事に入った。それぞれの省庁から「令和8年度 看護関係予算概算要求について」の概要説明があり、国会議員から「特定行為に係る看護師の研修制度の推進」と「看護現場におけるデジタルトランスフォーメーション(看護DX)推進実証事業」の予算のほか、「潜在看護師の掘り起しの具体策」「看護師や看護管理者の処遇改善」「災害支援ナースの課題と運用」「人材派遣会社の手数料」「カスタマーハラスメント対策」などの質問があった。

 同日の午後には、医療系の国家資格を持つ自由民主党所属議員と関係団体の会である「カトレア会」が、自由民主党幹事長へ「医療・介護・福祉の現場を守る補正予算・本予算編成要望」を提出した。その後、カトレア会の総会があり、役員人事、会費、意見交換等が行われた。カトレア会は十数年ぶりで開催されたそうである。

 カトレア会の関係団体は、公益社団法人日本医師会、公益社団法人日本歯科医師会、日本歯科医師連盟、日本薬剤師連盟、公益社団法人日本看護協会、日本看護連盟、公益社団法人日本理学療法士協会、日本理学療法士連盟の8団体である。今後、連携に関する事項が増えてくることも予測されるので、その活動に期待したい。

看護問題小委員会

カトレア会が自民党幹事長に要望書を提出

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