会長のマンスリーメッセージ

会長マンスリー
2022.05

マスク、外すべきか、否か

 5月の大型連休で日本国中の人々が行楽地に繰り出しているニュースを見て、また、高速道路の渋滞を見ながら、2週間後の感染状況を心配していました。今のところ、大きな影響が出ていなくて、ホッとしています。立場上、選挙期間中を含めて、何とか投票日まで、この状況が続いてほしいと祈るばかりです。

 そんな中で、沸き起こったマスク外しの動き、皆様はどのようにお考えでしょうか? 確かに、マスクをするうっとうしさはありますし、暑くなると熱中症も心配です。屋外で人がいないときは、外してみたときの爽快感、忘れられません。

 COVID-19の主要な伝搬経路が飛沫と接触感染であることは、当初よりわかっていましたので、WHOは、流行地域では、人と人との距離を1メートル以上に空けることが難しい場合に、マスクを着用するよう推奨しています。

 それは、このウイルスの感染のピークが、発症の直前の無症状時期にあるため、症状出現前に喉のウイルス量が最大となり、大声で話したり、歌ったり、息が荒くなると、口から出る飛沫に含まれるウイルスが、近くにいる人に感染する恐れがあるからでした。

 そして、もう一つは、直径5μm以下の微粒子のエアロゾルを発生させると、空気中を漂うウイルスが付着したエアロゾルを吸い込んで、空気感染するというリスクを生じるということです。

 病院や施設だけでなく生活する場においても、このエアロゾルを産生する処置や行為が日常的にあります。痰の吸引や気管挿管、そして、水洗トイレの洗浄、などです。

 国内外で起きている院内感染事例の多くは、感染を知らずに、適切な個人防護具を使わず、エアロゾル産生量の多い処置を行い、近距離で長時間会話をしたことなどが原因で起きています。古くからなじんできた感冒の時期によく使われてきたマスクは、標準予防策として、感染対策に確実に役立ってきました。総ての人の身体から出る湿った物質には、感染性があると考えて、個人防護具を活用し、接触の前後には、確実に手洗いを行う対策が今後とも必要になると考えます。

 日常的には、水洗トイレの使用後は、蓋をして流すことを習慣づけましょう。

 第6波が収まらない前に、第7波が来るのではないかという心配は、私たちみんなの努力で回避できています。ありがたいことです。出がけに持ち物点検するとき、携帯・マスクは定番になりました。マスクを忘れて、何回、駅の売店に駆け込んだことか?!(笑) 

 そうそう、笑いも免疫力を高める方法の一つ。大声で笑うことは憚られますが、マスクの下にも笑顔をたたえて、自分自身にできる予防策を、今後とも実施してまいりましょう。私たちには、考え直す余地はいつでもあります。

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