看護連盟NEWS
日本看護協会が職員を対象に新型コロナワクチン集団接種の実技セミナーを開催
5月27日、日本看護協会は、東京都看護協会の協力のもと、看護系看護協会職員を対象にした「新型コロナワクチン集団接種のための筋肉注射実技セミナー」を開催しました。このセミナーには、日本看護協会の役職員に加え、日本看護連盟から大島敏子会長、和田幸恵幹事長、尾形妙子常任幹事、長沢恵美子常任幹事も参加しました。
セミナーの冒頭、日本看護協会の福井トシ子会長は「日本看護協会の看護系の職員がワクチン接種の勉強をしておくことはたいへん重要だと思い、東京都看護協会にラブコールをしましたら、さっそく対応してくださいまして、ありがとうございます」と、あいさつしました。
続いて、東京都看護協会の山元恵子会長があいさつしました。東京都看護協会では、2月からワクチンセミナーを開催していて、これまでに1200人ほど受講されたそうです。新型コロナウイルス感染対応で登録されていて、研修の終わった潜在看護師もけっこういるのに、マッチングがなかなかないという状況もあるようです。また、筋肉注射は、静脈注射や採血に比べて簡単なので、ここでしっかり技術を身につけて、現場のみなさんといっしょにできることがあるといい、と話しました。
セミナーでは、最初に、東京都看護協会危機管理室の上原さゆりさんが、ワクチンの集団接種の全体の流れ、筋肉注射の実施のポイント、副反応の確認·対応の注意点などを、ビデオを交えて講義しました。
そして、受講者は4人ずつのグループに分かれて、東京都看護協会が用意した筋肉内·皮下注射シミュレータを用いて実技演習を行いました。東京都看護協会のスタッフがインストラクターを務めました。バイアルから薬液の吸引、アルコール綿による刺入部位の消毒、注射、注射器の廃棄までの一連の手技を行い、確認しました。
受講者からは「学生の時に学んだ方法とは少し違ったけど、思ったより簡単にできた」などの声が聞こえました。
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