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2019.11.18

「医療のあるべき姿」を示す 自民党社会保障制度調査会・医療委員会が取りまとめへ

 11月12日、自民党本部において、社会保障制度調査会(鴨下一郎会長・衆議院議員)の医療委員会 (福岡資麿委員長・衆議院議員、この日は欠席で、代わりに丸川珠代委員長代理・参議院議員が挨拶しました)が開催され、自民党の「今後の医療のあるべき姿(案)」が示されました。

 この「案」では、医療を取り巻く環境が大きく変わるなか、健康を望む国民一人ひとりの自主的な取組を促し、それを支えるために、あるべき医療の姿について議論が必要であると訴え、次のうように、大きく3つの「あるべき姿」の柱を提示しています。

「今後の医療のあるべき姿(案)」

1.地域差を伴う「高齢化による需要増大」と「担い手減少」の進展などの環境変化に対応し、質の向上と効率改善を図り、地域で必要な医療を確保する

2.真の意味での患者中心の医療を実現する

 ① 外来機能の体系化と「かかりつけ医」の機能の強化

  ・継続的な健康管理とナビゲート機能を果たす 「かかりつけ医」の機能の強化 

  ・健康づくり・予防の重視、仕事と治療の両立、尊厳と意思の尊重等

 ②在宅医療の更なる深化と推進

 ③地域における歯科医療機関の機能の強化

 ④地域における薬剤師・薬局機能の強化

 ⑤ 上手な医療のかかり方の普及

3.最先端の医療を迅速に国民に届ける

 一方では、医療費の増大が深刻になり、国民皆保険の存続が危ぶまれる声も出てきていることから、今後の「あるべき姿」を議論していく上で、次の視点が必要と記しています。

 ①効率的な医療の提供

 ②負担能力に応じた負担

 ③現役世代の負担増の抑制

 

 医療委員会では、全世代型社会保障に向け、今後の地域医療構想や医師の働き方改革の内装なども入れて整理してとりまとめ、給付と負担の議論に偏らずに医療の「あるべき姿」を示すべきと、党の人生100年時代戦略本部(岸田文雄本部長)に申し入れる予定です。

意見を述べるあべ俊衆議院議員

●出席議員からの意見

 出席した議員からさまざまな意見が出されましたが、そのなかで、あべ俊子衆議院議員は、以下のような意見を出しました。

 「2.真の意味での患者中心の医療を実現する」と掲げているにも拘らず、その項目が職種別(医師、歯科医師、薬剤師など)になっているのは患者サイドに立っているといえない。再考すべき。また、その①の2つめは「健康づくり・疾病管理・予防重視」としてほしい。その②は「在宅医療訪問看護・遠隔医療の更なる進化と推進」としてほしい。

 過疎地域では、片道1時間もかかって往診しているがもう限界であり、施設入所は家族の負担が大きすぎてできない。家族は死ぬ気で介護している。これをサポートするために、遠隔医療と訪問看護はセットで入れてほしい。

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