看護連盟NEWS

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2017.06.08

日本看護サミット2017開催

6月6日、幕張メッセ(千葉県千葉市)において、日本看護協会の主催となって2回目となる日本看護サミットが開催され、3000人以上が参加しました。今回のテーマは「地域包括ケア時代の看護基礎教育」
はじめに黒岩祐治神奈川県知事のビデオメッセージが放映されました。黒岩知事は、フジテレビのキャスター時代から看護問題に関わり、神奈川県においても看護教育の改革に取り組んでいます。
つづく鼎談「看護教育の将来と看護への期待」では、真田弘美日本看護協会副会長、坂東眞理子昭和女子大学理事長・総長、石田昌宏参議院議員が登場。進行役を務める真田副会長が、出席者の紹介を行い、また口火を切る発言を行いました。坂東理事長、石田議員がそれぞれ、これからの看護職に求められる資質と、そのための基礎教育の在り方について語られました。
鼎談のあと、日本看護協会の井伊久美子専務理事が「看護基礎教育をめぐる現状」について解説しました。
パネルディスカッション「看護基礎教育を変える! 〜We can change〜」では、基礎教育に携わる様々な分野から、現在の取り組みについて発表がありました。日本看護協会の菊池令子副会長が趣旨説明を行った後、厚生労働省の島田陽子看護課長、日本看護系大学協議会の井上智子理事、日本看護学校協議会の時本圭子副会長、元福岡県医師・看護職員確保対策室の鎌田久美子さんが、それぞれの立場から、看護基礎教育の現状と今後の課題を話されました。また、関東中央病院の中畑高子副院長・看護部長と訪問看護事業などを展開するケアプロ株式会社の川添高志社長が、新卒看護師を受け入れる側の立場から基礎教育に関する提言が行いました。このあと、会場の参加者と質疑応答が行われました。
最後に、日本看護協会の坂本すが会長が「看護教育におけるこれからの政策課題」と題して講演を行い、基礎看護教育改革=基礎教育の4年制化に向けて「今はアクションを起こすとき」という力強いメッセージを発せられました。

(写真)
1 鼎談:左から、真田日本看護協会副会長、板東昭和女子大学理事長、石田参議院議員
2 板東眞理子昭和女子大学理事長
3 石田昌宏参議院議員
4 井伊久美子日本看護協会専務理事
5 菊池令子日本看護協会副会長
6 島田陽子厚生労働省看護課長
7 井上智子本看護系大学協議会理事
8 時本圭子日本看護学校協議会副会長
9 鎌田久美子元福岡県医師・看護職員確保対策室
10 中畑高子関東中央病院副院長・看護部長
11 川添高志ケアプロ株式会社社長
12 参加者と質疑応答、左側1人目は座長を務めた中野則子兵庫県看護協会会長、2人目が同じく座長の川本利恵子日本看護協会常任理事
13 坂本すが日本看護協会会長

 

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