会長のマンスリーメッセージ
N∞[アンフィニ]を手に取って!!
日本看護連盟の「機関誌編集委員会(平成30年度からは「広報委員会」に変更しました)は、47都道府県の看護連盟の会員のみなさまを対象に、情報へのアクセス状況を把握するための、アンケート調査をさせていただきました。
20歳代、30歳代の会員のみなさんのなんと70%が、アンフィニを手にとっていない、見ていない(開封もしてない)というアンケート結果に、唖然としております。積極的な取材活動等を通して、看護の現場の生の声、様子を会員のみなさまに伝えたいという編集委員会の情熱の下で、みなさまのお手元に届けさせていただいている年3回、定期的に発刊している看護連盟の大切な情報誌です。ぜひ、手に取ってみてください。
インターネット、SNSなど情報があふれている世の中です。大量の溢れる情報の中から、必要な情報、確かな情報を選択すること自体が難しい状況の中で、看護職としては、①社会・時代の動向、ニーズ等を把握するための情報と、②看護の専門職に求められる医療に関する情報にアクセスする手段を、それぞれが持っていることが必要ではないかと思います。①に関しては、新聞やテレビなどを、こまめに目を通す習慣をつけることではないでしょうか。一方、医療は日進月歩で急速に進歩・進化しております。EBN(Evidence-Based Nursing )が求められて久しくなります。医療に関する新しい情報を入手する手段を持っておくことは、患者さんのQOL向上に貢献していく専門職としての基本的な姿勢ではないでしょうか。入手した情報は、知識として集積するだけではなく、活用していく(つかっていく)知恵がそれ以上に必要とされるのではないでしょうか。
情報化時代にあって「的確な情報を如何に先取りし、対応できるか」が、個人(会員)にも、組織(連盟)にも求められていると思います。
前述のアンケート調査の結果、看護に関する専門的な情報を入手する手段の一つとして「看護協会ニュース」があげられておりました。日本看護連盟のホームページを含め、連盟の発信する情報が会員のみなさまの情報の入手源であると評価していただけるよう努力してまいります。
「広報委員会」では、平成30年度の活動として、会員のみなさまに満足していただける広報活動・情報提供のあり方・やり方を検討することにしております。ぜひ、多くのご意見をお寄せください。
情報マネジメントの不透明さがもたらした数々の事象が、今国会を空転させている現状を目にし、多くの国民が、国、行政に対する不信感と、不安を抱いている状況を残念に思います。
会長のマンスリー
メッセージ