日本看護連盟について

役員紹介

幹事 塚﨑惠子

一言メッセージ
人との関わりを職業とすることの意味

この度、九州ブロック8県の代表として幹事を拝命いたしました。看護政策実現のために微力ながら連盟活動に力を注いでまいります。何卒宜しくお願い申しげます。
さて、日本は世界最高の長寿国となり、人生100年の時代を迎えました。そんな中、看護は「安心」「健康」という人間に与えられた財産を支え、医療チームの要として、安全対策、災害看護、次世代育成に取り組んでおります。看護は、相手の心身の特性や背後にある社会的状況までも感じ取って対応する仕事です。近年の医療の流れに相容れない部分と感じられがちですが、エビデンスは科学的なロゴスの世界で、プロとしてのサービスの中身です。個々に対応する時に、いろいろな配慮をすることが臨床の知なのです。例えば「痛くて辛そう」と感情的に揺り動かされることがあります。客観的に対峙するのではなく、共感が重要です。自分の世界に引き寄せて考え、感じ取るところに臨床の知が存在するのです。看護の独自性として、人との関わりを職業とすることの意味がそこにあります。あらためて感情の枯渇がない心理的な生存を大切に、元気で長生きする社会に意識的に関わり、高齢社会を支える頼もしい看護職であり続けたいと思います。 心理的な生存とは、理解され、認められ、愛され、必要とされ、感謝されることではないでしょうか。今後とも、よろしくお願い申し上げます。


プロフィール

【最終学歴】
国際医療福祉大学 大学院 保健医療学看護学分野 管理・教育領域 修士

【職歴】
1974年~ 株式会社麻生飯塚病院
1997年~ 同上病院 看護師長
2001年~ 同上病院 副看護部長
2004年~ (地独)福岡市立病院機構 福岡市民病院 看護部長
2009年~ 国立大学法人 九州大学大学院 非常勤講師
2009年~ 福岡女学院大学臨床教授
2013年~ (地独)福岡市立病院機構 理事    

【現職】
2018年~ 福岡県看護連盟 会長
2018年~ 福岡看護大学 非常勤講師
2021年~ 福岡看護大学 大学院非常勤講師 

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