日本看護連盟について

役員紹介

常任幹事 福田淑江

一言メッセージ
日本看護連盟の存在は必要不可欠なものであると確信しています

令和4年8月、常任幹事に就任しました福田淑江です。よろしくお願いいたします。
日本看護連盟の目的は、日本看護協会の提言する看護政策実現のために、政策決定の場である国政・地方議会に代表議員を送ることです。
私は看護管理者として勤務していた時、看護師特定行為・業務試行事業として修士課程で特定行為に関する教育を受けた職員の研修・実践活動を支援した経験があります。夢と目標を持ち新しい役割にチャレンジする職員が、正規の制度に裏づけられ、誇りをもって働ける環境が早期に整備されることを期待していました。日本看護連盟をはじめとして様々な制度化への働きかけにより、特定行為に関しては保健師・助産師・看護師法に特定行為に係る看護師の研修制度として明記されました。そして今、日本看護協会は中長期的に取り組む重点課題としてナース・プラクテショナー(仮称)の制度構築をあげています。
一方、医師の働き方改革における時間外労働の上限規制が2024年4月から適用されることに伴い、医療関係職種におけるタスク・シフト/シェアが推進されています。医師と看護師間でも看護師への包括的指示の活用が推進されています。
社会環境の変化・ニーズを踏まえ、安全・安心な医療システムを創設していくために、職能団体としての日本看護協会とともに日本看護連盟の存在は必要不可欠なものであると確信しています。
「2040年問題」として取り上げられているように、生産年齢人口(現役世代)の急減は、看護の「量」と「質」をいかに確保していくかが大きな課題であり、AI・ICT等の活用も議論されています。既に2040年に向けての看護職に求められる働き方についての議論も始まっています。
日本看護協会は今後の政策提言において科学的な根拠に基づく政策提案のプロセス(ABPM)を重要視し、エビデンスの集積・構築の推進をあげています。そのようなプロセスを経て提言された看護政策の実現に向け、日本看護連盟の活動をより発展させる役割があることを肝に銘じ、仕事に臨まなければと覚悟を新たにしています。


プロフィール

学歴
1976年 国立霞ケ浦病院附属看護学校卒業
2016年 東京医療保健大学大学院 看護学研究科 修士課程修了(看護学修士)
2020年 東京医療保健大学大学院 看護学研究科 博士課程修了(看護学博士)

職歴
1976~1090年 国立霞ケ浦病院(現国立病院機構霞ヶ浦医療センター)で看護師として勤務。       
1990~2014年 国立水戸病院(現国立病院機構水戸医療センター)に看護師長として異動。その後、関東圏にある国立病院機構4病院において副看護部長、看護部長として勤務し、2014年に国立病院機構災害医療センターの看護部長を最後に定年退職。
2014~2021年 東京医療保健大学東が丘・立川看護学部(災害看護学コース)(現東京医療保健大学立川看護学部)で講師・准教授として勤務。
2021~2022年 公益社団法人茨城県看護協会で認定看護管理者教育課程の専任教員として勤務。

研究テーマ
・急性期病院における看護補助者の業務分析,保健の科学63(9),639-644,2021.
・無床診療所における看護職の業務に関する実態調査報告 潜在看護職の再就業にあたっての研修のあり方を検討するための基礎資料として,日本医事新報(4816),41-45,2016.
・診療看護師と看護師が連携・協働することの効果と看護部門としての支援,医療,68(7),341-345,2014.

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