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看護業務の効率化先進事例アワード 2020
2月17日、「看護業務の効率化先進事例アワード 2020」表彰式・事例報告会がウェビナー形式で開催されました。
これは、厚生労働省補助事業「看護業務効率化先進事例収集・周知事業」により、昨年度から実施しているもので、今回で2回目です。看護職が勤務している医療・介護保険施設等において、看護業務の効率化に関する優れた成果を上げ、医療・看護ケアサービスの充実を実現した取り組みを行っている施設に授賞されます。
今回は応募56件のなかから、10施設が受賞しました。選考は、医療安全が確保されていること、先進的・先駆的であることを前提に、①優れた看護業務の効率化を実現している、②看護業務の効率化により、患者等にもたらされた効果が大きい、③普及のしやすさ、の三つの観点から行われました。
昨年度とくらべ、訪問看護ステーションの応募が約2倍となり、また新型コロナウイルス感染症に対応するための取り組みが多くみられました。
受賞施設の事例は、「看護業務効率化先進事例収集・周知事業」ポータルサイトで詳しく見ることができます。
https://www.kango-award.jp/index.html
左から、開会挨拶を行う福井トシ子日本看護協会会長、山本博司厚生労働省副大臣、全体の講評を行う尾形裕也九州大学名誉教授、閉会挨拶を行う熊谷雅美日本看護協会常任理事
また、この事業では昨年の受賞取り組みと同様の取り組みを行う施設を支援する「試行支援(コンサルテーション)事業」を実施しています。事例報告会では、本年度受賞施設の報告に続き、試行支援による事業の実施状況報告もあわせて行われました。
【2020年度試行支援事業実施施設の報告】
◎一般財団法人脳神経疾患研究所附属総合南東北病院
「ユニフォーム2色制」と「ポリバレントナース育成」による持続可能な残業削減への取り組み(一般社団法人熊本市医師会熊本地域医療センター)
◎医療法人三星会茨城リハビリテーション病院
看護記録に要する時間削減の効率化への取り組み記録―内容の標準化とリアルタイム記録に焦点を当てて―(県立広島病院)
◎伊南行政組合昭和伊南総合病院
病棟薬剤師との役割委譲・協働による病棟薬剤管理業務の見直し(社会医療法人石川記念会HITO病院)
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