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2019.04.03

石田まさひろ参議院議員の講演を聴いて思ったこと(大阪府)

大阪府看護連盟青年部
大塚 康乃進

 大阪府看護連盟 青年部の大塚です。
 昨年(2018年)の4月から青年部で活動しています。
 それまで政治活動とは無縁でしたが、青年部に入ってからは「政治と看護のつながり」について、自分なりに考えるようになりました。


 連盟活動のなかで特に印象的だったのは、総会などで石田まさひろ参議院議員のお話を聞けたことでした。

 今年の1月19日に、初めて大阪府看護連盟互礼会に参加しました。そこでうかがった石田議員の講演内容が大変興味深かいものだったので、ここに紹介し、併せて私の所感も記します。

石田まさひろ参議院議員の講演「現場を回って思ったこと」

【多くの問題は人手不足にある】
 人がただ増えれば、本当ににいい看護ができるのだろうか。
 現在、看護学校の定員は約6万人。1年間の出生数は約90万人。出生数は減少しているが、看護学校の定員は変わらない。
 つまり、看護師数は年々増えてる。その理由は、医療費が増えているから。医療費の半分は人件費。この人件費の半分が、看護師の人件費。そのため、医療費が増えると、看護師の数も増える。現場では人が足りないと感じることが多いが、看護師数は増えている。今の人数でできることを考えていくことが、今後大事になる。
[私の所感]
 看護師数は増加しているが、体感として“増えていない”と感じるのは、やはり人員配置と潜在看護師の活用方法に問題があるからだと思います。分業制やパートタイム労働の普及・システム化などによる、働き方の多様化が必要だと感じました。

【現状でできること、まず手をつけること】
 ベッドサイドでの時間を増やすための工夫:手続き・書類・カンファの多さ、を軽減できないか
〈現場のみなさんにも協力してほしいこと〉
 改善点の具体例を届けること:看護必要度や入院時の手続き、記録のココ直したほうがいい、など
〈昭和の時代からやってること、やめてもいんじゃない?〉
 たとえば、アメリカでは人工知能で24時間バイタルサインをとって、今後の数値の変動を予測できる、らしい。これからやることは、データを集めて、その分析・活かし方のプログラムを作ること。
[私の所感]
 改めてシステムの見直しが必要なのかなと感じました。これまで無意識に「やらなければならない」と思っていたことを、意識して検討することが重要だろうと思います。
【働き方改革について】
 今の新卒は平均寿命100歳時代に。80歳で仕事やめると、早いと言われる時代になる。今は「みんなが同じ仕方で仕事してる」。これから80代が看護師として仕事するために、これを変える必要がある。
〝できる人が、できることをする〟
[私の所感]
 未来の話なので、正直まだイメージしにくい内容。ただ、将来の見通しについて情報共有し、自分たちの未来に少しでも意識を向けることは必要だと思いました。
  ******
 石田まさひろ参議院議員のお話は、今後の看護や働き方に関して、とても参考になる内容でした。
 今後も石田まさひろ議員を応援しつつ、現場がよりよい環境になるよう現場の声を届けていきましょう!

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