ベッドサイドから政治を変える!日本看護連盟

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2019.03.14

看護の根拠を作る人を支援し、看護の未来を作る仕事(宮城県)

仙台厚生病院看護部

富樫慎太郎

政治とは何か、看護と政治の関係は?

 看護連盟には、入職の際、看護協会と共に看護部の意向により入会することとなりました。看護、政治…いま考えますと働き始めた当時はどちらにも具体的な答えを持っていませんでした。

 青年部委員長という役割をこなす間に、経験と仲間を通して、それらを具体的に垣間見たような気がします。

 看護職は保助看法という法律に基づいた職業です。法律は立法機関である国会において、国会議員によって法案提出・審議を通して成立、施行されます。つまり、看護業務は国会議員によって定義されるといっても過言ではないのです。

 これは、青年部長とい う役割や国会議員との関わりによって得た学びでした。たとえば、平成27年に青年部委員長を拝命して、初めて企画したポリナビ in 宮城。その基調講演で、たかがい恵美子参議院議員が「政治の世界に看護職がいるかいないかということは、看護職が抱えている問題を国の問題として国会へ拾い上げられるかどうかだ」と話されていたことがとても印象に残っています。また、石田参議院議員を交えたパネルディスカッションや県議会での知事と県議会議員の協議を傍聴した経験などから、国民→議員→議会・国会への意見の拾い上げから法案提出の流れを感じることができました。

臨床の取り組みから制度が生まれる

 さらに、石 田議員が関わった認知症ケア加算は、訪問した病院での認知症患者さんに対する病棟の取り組みから着想し、加算を得るに至ったエピソードは多くの方が講演等で耳にしたかもしれません。まさに臨床から制度に働きかけ、システムが変わる、「看護と政治」「ベッドサイドから政治を変える」を実現した事例として多くの学びを得ました。

看護の味方の国会議員を増やそう!

 しかし、これに安堵していてはいけません。

 現在4名の看護職出身国会議員がいますが(自民党在籍の方)、青年部委員長在任中の参議院選挙の投票結果を見てみると、高階・石田両議員の得票数は、看護連盟会員数(約20万人)をわずかに上回る約20~21万票程度でした1, 2)。看護連盟会員の投票率は不明ですが、総務省の国政選挙における年齢別投票率の推移を見ると20~30歳代の投票率は50%を下回っています。看護職の問題に高い関心をもっている議員の存在は少ないより多いことに越したことはありません。現在でも、友人・同僚を誘って投票に行くことを含め、政治参加を促すことが肝心です。

図1.総務省「国政選挙における年齢別得票率の推移について(平成30年1月)」より

                          http://www.soumu.go.jp/main_content/000255967.pdf

                          総務省サイト:http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/data/index.html

看護の明るい未来をつくるために

 看護連盟における青年部の役割は、連盟ひいては看護の未来をつくる人を支援することにあると考えています。

一般的に20~30歳代若年層に おけるコミュニケーションのタブーは宗教、政治が挙げられ、その投票率も低いことから、周囲を巻き込みながらの政治活動は非常に難しい。しかし青年部は、4名もの情熱をもった国会議員とコミュニケーションをとる機会に恵まれています。まずはこのコミュニケーションこそが、看護と政治を考える一歩になり得るのではないでしょうか。

参考:

1) 総務省:第22回参議議員選挙通常選挙結果、3.開票結果、(11)自由民主党(たかがい議員)

http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/data/sangiin22/index_1.html

2) 総務省:第23回参議議員選挙通常選挙結果、3.開票結果、(11)自由民主党(石田議員)

http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/data/sangiin23/index.html

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